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ガンダーラ美術の傑作を見よう〜如来坐像〜

 

こんにちは、今日も引き続き世界の美しい作品を紹介していきますー。

 

今日見ていくのは、如来坐像(東京国立博物館蔵)!

 

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素材は片岩(へんがん)で、2〜3世紀(クシャーナ朝)のパキスタン・ガンダーラでつくられた如来像です。

 

少し見上げるような形で写真を撮ると、如来坐像の美しさを殺すことなく撮ることができました。😳

 

ガンダーラ美術とは

 

パキスタン北部、現在のペシャーワル県で紀元後数世紀に渡り栄えた仏教美術です。

 

 

ガンダーラ美術は彫刻がメインで、ギリシアやシリアといった西方の影響が濃いです。この如来坐像も、よく見るとギリシア人やアラブ人のような顔をしています。

 

ガンダーラ美術は、ギリシア=仏教美術(そのまま)とも呼ばれたことがあります。

 

片岩で出来た前期作

 

ガンダーラ美術には、前期と後期があります。

 

この如来坐像は前期のガンダーラ美術です。どのように見分けるのでしょう?

 

前期では、石彫を主としています。片岩(この如来坐像の素材でもあります)や千枚岩を彫刻したのが前期ガンダーラ美術です。だいたい2〜3世紀です。

 

なので、片岩が素材であるこの作品は、ガンダーラ美術の前期作品といえます。

 

ちなみに後期は、塑像をメインに仏像を彫刻しています。時代はキダーラ=クシャーン朝時代(390-460頃)です。

 

前期ガンダーラ美術の傑作

 

そして、この作品ですが、その前期ガンダーラ美術においてもトップレベルのものです。

 

これほどの顔の造型、襞の陰影、左右の均衡の美しさは相当珍しいものです。

 

何より全体のバランス(全体観)が良いですね。この様な作品が日本にあり、いつでも観れるということは有り難いことです。😋

 

 

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おわり