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第六感を鍛える方法 東魏時代”如来三尊立像”

 

第六感を鍛える方法を考えてみます。題材は、東魏の仏像です。

 

最近は美術館と名がつく場所よりも博物館と名がつく場所に縁があるわたしです。

 

今日は東京国立博物館所蔵の”如来三尊立像”について書いていきます。東洋館の1Fにいつも置かれている作品です。

 

移動させるのはだいぶ難儀しそうな作品です。

 

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作品情報

 

“如来三尊立像” 

石灰岩

東魏時代・6世紀

 

キャプションは以下のようになっていました。

重ね着する中国式の着衣に身を包んだ像。正面性が意識され、顔は長細く、からだの肉づきが平板な点は北魏以来の特色です。三尊が収まる光背には、奏楽飛天のほか側面から裏にかけて結縁者の名前と姿が彫られています。

 

太字で協調したところは、わたしが個人的に覚えたワードです。これを知らずとも、美しさがわかる、ということを説明したいわけです。

 

光背を見てみよう

 

正面に立ってみても勿論いいですが、この作品は「光背」が素晴らしいのでそれを見ます。

 

「光背」とは仏像につくオーラの部分ですね。

 

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↑横から

 

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 ↑後ろはこうなっています。

 

風格が素晴らしいです。意味は分からずともありがたみを感じます。

 

格子を作ってから人物像を入れたのでしょうか。格子の垂直線に張り詰めたような緊張感があります。

 

 第六感を鍛えるとは

 

このキャプションに

 

三尊が収まる光背には、奏楽飛天のほか側面から裏にかけて結縁者の名前と姿が彫られています。

 

と書いてあります。ですが、このキャプションだけ見て飛天?結縁者?なにそれ?となって「知らないから興味ないよ!」で終わってしまっては勿体ないです。

 

そもそも、こんな用語は誰も知らない

 

ですが、意味が分からずとも凄いという感覚は味わうことができます。

 

この感覚を博物館で鍛えましょう。

 

知識は最低限でいい

 

この作品を知るために知っておくといい知識は「光背」くらいです。

 

もちろん、知識はあるに越したことはない。

 

ですが、普段から第六感=直観がしっかり働いていれば、何も知らずともキャプションを読んで「この部分が光背だろうな」と“あたり”がつくようになります。

 

この直観で当てていく能力は、何も知らない作品を見て「凄いな」と感じる力と実は似ています。

 

情報が限られている条件の中から、妥当(いい)なものを選んでいく能力です。

 

知識を離れたところにある第六感は、美術館や博物館で育てていきましょう。

 

 

 

 

おわり