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【中国】唐三彩入門

 

こんにちは、東洋美術の良さを広めたいわたしです。

 

今日は東京国立博物館蔵の唐三彩の駱駝を一つ紹介します。

 

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実物はもっと迫力がありますが、写真でも気迫は伝わります。

作った人は徹底的に駱駝を観察したようです。その熱意に感動します。

かなりの傑作で、東京国立博物館が所蔵していることが幸運なレベルです。

 

名称:三彩駱駝

時代:唐時代・7~8世紀

 

となっています。三彩とは唐三彩の略です。

 

キャプションの解説は以下です。

 

駱駝や馬は、日常生活において人や荷物を乗せて運ぶのに重宝する大切な家畜です。こうした身近な動物も、墓の主人を守るため、そして死後の世界でも主人が不自由なく暮らすことができるように、従者や楽人などさまざまの俑と一緒に墓に埋納されました。

 

俑については、下で少し触れます。

 

唐三彩とは?

 

唐三彩とは、褐色・白の三色で彩られた唐時代の焼き物です。

 

およそ、則天武后の時代(690~)から出現しました。安禄山の戦い(755)が起こってからはあまり作られなくなります。

 

唐三彩は、長安や洛陽の貴族たちの副葬品になっていました。ちなみに、これら副葬品総体のことを明器といいます。

 

明器~中国のロマン~

 

Google日本語入力はさすがで、「めいき」と変換すると明器と変換候補にあげてくれます。

 

殷時代、周時代から、中国では墓に副葬品を入れる習慣がありました。それが「明器」です。これには様々な種類があります。

 

「兵馬俑」という言葉を聞いたことがあると思いますが、俑(よう)も数ある明器のジャンルの一つです。様々な明器の種類については別の記事で書きますね。

 

人物、動物の像は俑と言われます。この三彩駱駝も俑です。

 

明器の伝統は、唐三彩を残した唐時代を貫き、近世まで続きました。

 

これだけの作品を作って献上された指導者は、人に慕われていたのではないかと思いますが、どうでしょうか?

 

どのような人がつくり、どのような人の手に渡ったか。歴史のロマンを感じます。

 

さらに楽しいことに、広大な中国大陸にはまだ発掘されずに眠っている文化財があるわけです。

 


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おわり